SONYの首かけ集音器SMR-10

高齢の母が、テレビが大好きなのにテレビの音が聞こえておらず字幕頼みになっていることに気づき、先日SONYの首かけ集音器SMR-10をプレゼントしてみました。 

検討時に参考にしたページ:

tecstaff.jp

◆SMR-10でできること

  • 集音イヤホン
  • テレビイヤホン
  • テレビスピーカー

◆集音イヤホン

集音器は、補聴器のような繊細な調整はなく、周りの音を一律大きくします。そのため、利用者自身の声がちょっとうるさく感じる面はあるようですが、うちの母の場合は補聴器より聞こえやすかったようです。集音イヤホンはバッテリーが24時間持つそうなので、起きている間ずっと使っても大丈夫なのだそう。

なお、「イヤホンのところにマイクがあるので電話も集音イヤホンの上から受話器を使うとよい」といった情報をネットで見かけたのですが、うちの母の場合は電話のときはSMR-10をはずすほうが聞きやすいようでした。

◆テレビイヤホン/スピーカー

テレビと充電器を光デジタルケーブルでつなぐと、ワイヤレスでテレビの音がSMR-10に届きます。イヤホンでもスピーカーでも利用できますが、うちの母はスピーカーのほうが聞きやすかったようです。利用し始めて数日ですが、SMR-10のお陰でテレビを字幕なしでも見られるようになったとのこと。

また意外と便利なのが、テレビから離れるときも音を聞いていられることだそう。確かに、テレビを見始めると動けなくなりがちですが、お皿洗いをしたり洗濯物を干したりと家事をしながらも聞けるのは誰にとっても便利そう。テレビスピーカーだけでよいならSRS-WS1という商品もあるので、深夜にそれなりのボリュームでテレビを見ることが多い人にも重宝しそうです。

◆操作性などは少し不満あり

不満は、かっこいいデザインを優先したせいか、高齢者にはちょっとだけ操作が難しそうなこと。電源オンのときに付くランプの位置とか、充電器へのセットの仕方とか、わかりづらかったり失敗しやすかったりします。でもそのお陰で、普通のオーディオ機器のようなかっこよさを保てているようで、「かっこいいデザインじゃない?」と母が盛り上がっていたので、許容はできます。

◆懸念

ネットで口コミを見ていて懸念しているのは、半年や1年で故障している方が結構見られたこと。3万円のお値段を考えると、2年はもってくれると嬉しいのですが。修理代が高いのも気になります。

でも、もっともっと高額な補聴器を購入しても改善されない母が「聴力についてはほとんど諦めていたのに希望が生まれた」と言ってくれたことを考えると、故障しても新たに買っちゃいそうなんですけどね。今のところ、とてもよい買い物をしたと思っています。